毎日いじめが続き、それでも学校に行かなければならず、つらい日々を過ごす少女がいました。あだ名は“バイキン”。
ある日、音楽の先生が皆の前で、「あなたって、本当に可愛いのね」と、両手で抱きしめてくれました。そんなことをしてもらったことのない彼女はどきどきしながら、嬉しくて身体がふるえました。彼女の中で何かが芽生え、周囲の眼も、少しずつ変わっていきました。今、看護婦をしている彼女は、つらい時にはあの時のことを思い出して頑張っているといいます。
仕事や人間関係で悩んだり、体調を崩したり、長い職場生活には困難が待ち受けていて、自信を失いそうになることがあります。そういう時、姿勢を立て直し自分を取り戻すには、自分に対する信頼が必須です。あの時自分は輝いていた、上司や同僚から高く評価されていた、自分らしく生々としていた、そういう思い出が誇りとなって逆境を支えてくれることがあります。上司は部下に、先輩は後輩に、励みとなる言葉を残したいものです。
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逆境の乗り越えは、それを素直に認めることから始まるのです。不満や不平をときどき表に出すのが普通だが、一人だけではどうしようもない場合もよくあります。
しかしそんな時こそ、人間の本質が現れてきます。そんな時こそ、揺るぎない信頼感や友情が生まれてきます。 |
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